「雇われる」って、とてもじゃないけど「対等」な関係じゃないよね・・・
労働契約って、雇う側と雇われる側は対等なんですって。法律上は。
でも、実際はとてもじゃないけど対等じゃないですよね。
勤めている会社から転居を伴う異動を命じられたら断れない。
全国に支社があって転勤が常の会社ならこっちもそういう準備でいますが、そういうわけではない。
しかも、家族がいてこちらに居を構えている社員は転勤することはまずないと会社から聞かされていた。
会社は毎年きっちり人事希望調査を行っていて、そのたびに「結婚していて、妻もこちらで正社員として働いているので県外転勤は難しい」と伝えていた。
それなのに、先日、急に県外への転勤を命じられた。
断ることはできないらしい。断れないってどういうこと?・・・いやならやめろってこと。
え、さんざん「転勤は難しい」って伝えていたじゃない。
・・・会社はなんだかんだでこちらが転勤に応じるだろうと思っているってこと?
それとも・・・なに、要するに退職しろってことなの??
転勤が無理なら代わりの人員を探さなければならないから、一週間で返事をしてほしいとのこと。
一週間って。月曜に言われて、金曜に答えるの?
「妻が仕事を辞めて2人で県外に引っ越す」、「新婚でまだ子供もいないけど、夫が単身赴任して別居」、「退職して転職活動を始める」・・・。
これらの中からひとつ選ぶのを、4日間でやるの?
・・・私の旦那の話です。
旦那は憤慨しています。一生懸命働いてきて、特にここ1,2年は立場的にしんどい仕事をたくさんしてきたのに、なんだこの仕打ちはと。
私も正直理不尽だと思いました。
こっちの非は、「転勤はない」とはっきり契約にあったわけじゃないのに、転勤がないと信じて前提事項にしていたことなんでしょうが。
でも、それならこれまでの人事希望調査や面接はなんだったんだって思います。
こんな急に無理なことを言われて、旦那だけじゃなく妻の進退にも関わるようなことなのに、4日で決めないといけない。それで、「嫌ならやめてくれ」です。
なんとなく言いにくいことですが、もしこれで勤務条件が良いなら、ですよ。給料が良くて、妻がいつ仕事をやめても大丈夫な状態なら、ですよ。
でも、そうじゃないんです(笑)。そうじゃない会社なのに、こういう形を取られると、はっきり言ってこっちにはそれに応じる道理もないというか・・・。
そもそも、旦那の会社に限らず、日本の(海外も?)会社の、「転勤を命じられたら基本的には断れない」「人事異動の発表は直前」っていうシステム、ちょっとひどくありません?
どこが対等だよって思ってしまいます。
こういう部分で労働者がきちんと戦えるように、組合が強くないといけないんですね。
昨日二人で話し合って、結局旦那は退職を考えています。
もともと会社にたくさん不満が募っていましたから、転職したらいいって私も思っていました。
この機会に、穏やかに毎日を過ごせる働き方を、二人で考えたいです。
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